支援プログラム
健康状態の維持改善 | ・バイタルサインの確認を利用時適宜実施し身体面での異常の早期発見に努める ・発達段階に応じて意志表出の細かい部分を見逃さず観察する。 ・日々の訓練を通して子どもの持つ機能を維持またはさらに発達させる。この際、疾患や状況に応じて行う。 ・睡眠、食事、排泄等の基本的な生活習慣を形成し、 必要な生活リズムを身につけられるよう支援する。 ・食事時や水分補給時の誤嚥予防の姿勢保持、咀嚼、 嚥下を促進する口腔機能マッサージを行う。 ・手指などの自助具を活用し自身で食べることができる ように支援する。 ・うつねつ、低体温などに注意し、衣服の調節、室温の 調節や換気を適宜行う。 ・適切に医療的ケアを受けられるよう、職員間のケアに 対する情報をより密にし、アイデアをだしながら医療 的ケアの実施や医療機器の準備、環境整備を行う。 ・子どもが自身の状況を受け止めて自分で考えて意志表 出できる場面や状況をつくる。 |
運動・感覚 | ・日常生活で車いすや座位保持での姿勢を整える。 ・上肢・下肢の関節の拘縮や変形の予防、筋力の維持 ・強化を図る。 ・自力での身体移動や歩行、歩行器や車椅子による移動 など、日常生活に必要な移動能力や、事業所外での 移動や交通機関の利用など、社会的な場面における 移動能力の向上のための支援を行う。 ・視覚、聴覚、触覚、嗅覚、固有覚、前庭覚等の感覚を 十分に活用できるよう、場面毎に考えて支援する。 ・障害の状態や発達の段階、興味関心に応じて、パソコ ンなどを活用して情報を収集できる支援を行う。 |
認知・行動 | ・日常生活のなかで会話や具体物を通して形、色、音が 変化する様子、大小、数、重さ、空間、時間等の概念 の形成を図ることによって、認知や行動の手掛かりと して活用できるよう支援する。 ・制作や音楽活動ど視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分活 用して、これらの感覚から情報が適切に取得され、認 知機能の発達を促す支援を行う。 |
コミュニケーション | ・障害の種別や程度に応じて、言語的なコミュニケーシ ョンだけでなく、表情や身振り、各種の機器等を用い て意思のやりとりが行えるようにするなど、非言語的 コミュニケーションに必要な基礎的な能力を身に付け ることができるよう支援する。 ・言葉や各種の文字・記号等を用いて、相手の意図を理 解したり、自分の考えを伝えたりするなどの支援を行 う。 ・指差し、身振り、サイン等の活用指差し、身振り、 サイン等を用いて意思の伝達ができるように支援す る。 ・手話、音声、文字等のコミュニケーション手段の活用 にて意志の伝達ができるよう支援する。 ・パソコン、タブレット等を活用し意思の伝達ができる よう支援する。 ・読み、書き能力についてはその子どもの特性に応じて プリントやパソコンなどを活用していく。 |
人間関係・社会性 | ・子どもが安心して過ごせるよう子どもの意志を尊重し 何を求めているかを察知し支援することで信頼関係を 得る。 ・感覚機能を使った遊びや運動機能を働かせる遊びか ら、見立て遊びやつもり遊びを通して、徐々に社会性 を身につけられるように支援する。 ・ゲームや音楽活動などルールを守って遊ぶ協同遊びを 通して、徐々に社会性を身につけられるよう支援す る。また一緒に活動することで仲間意識をつける。 ・全体活動などのリーダーを任せるなどして自身の自尊 感情を向上させる支援を行う。 |